IH土鍋でご飯を炊くには?ふっくら美味しいご飯の作り方!
IH対応土鍋を使って、美味しい土鍋ごはんを食べたい。そんなあなたのために、IH対応土鍋メーカーのオーシンが研究した、本当に美味しいごはんの炊き方をお伝えします。
ご飯炊き専用IH土鍋「マジカルご飯炊き」を基本に解説しますが、基本的な動きはどの鍋でも同じです。うまくいかない場合の火力の調節方法や、タイミングの見極め方もお伝えしますので、これを読みながら作れば、美味しい土鍋ごはんが完成します。
目次
1. 準備するもの
材料(2合分)
- 米:300g
- 水:420cc
道具
- IH対応土鍋
- はかり
- ボウル
- しゃもじ
2. 作り方
・お米をはかる
おいしいお米を食べるためには、水加減はとても大切。米は品種や保存期間によって、おなじ180ccでも重さが変わるもの。
オーシンでは、より安定した美味しさのために重さで計測しています。
1合あたりの米は150g。
1合あたりの水は 150×1.4=210ml です。
はかりを使い、米をしっかりと測ります。
・洗米
米をボウルに入れ、水を注ぎます。 さっとかき混ぜたら、ボウルを傾けて水を出し、その状態でくるくると30回ほど手早くかき混ぜます。
その状態で水を注ぐと、米ぬかと呼ばれる白い液体になります。 もう一度水を出し、30回かき混ぜます。これを3回繰り返します。
最後に、炊飯に使う水を注ぎます。 はかりで計測し、210mlの水を注ぐのですが……洗米時に残った水があるので、カップで計量しても水分量が変わってしまいます。
技あり!水のはかり方
重量計のうえにボウルを置き、重さをリセットします。
さきほど洗ったお米をボウルに移し、ゆっくりと水を注ぎます。
1合あたりお米150gと水210gですから、2合の場合は合計720gになるまで水を注ぎます。
・浸水
洗った米を浸水させます。浸水時間は夏 30分・冬 1時間です(温度によって異なります)。
このとき、土鍋とは別の容器で浸水させてください。容器を分けることで、残ったぬかの成分が沈殿しなくなり、炊飯時の焦げつきが改善されます。
・炊飯
ボウルの中で浸水させた米を土鍋に注ぎ、IH調理器で加熱します。始めちょろちょろ中ぱっぱ、と言いますが土鍋は別。最初から最後まで同じ火力で加熱できます。
IH土鍋の場合、700W~900Wの火力で加熱します。
※ IHの火力はW(ワット)で決まります。IHコンロの取扱説明書に記載がありますので、あらかじめご確認ください。
そのまま10分~15分ほど待つと、ふわふわと湯気が上がり、次第に勢いよく湯気が吹き出します。その後30秒ほど待って、火を止めます。(おこげを作りたい場合には、1分から1分半待ち、湯気に香ばしい香りが追加された頃に止めます)
・蒸らし
火を止めたら、そのまま動かさず20分ほど放置します。
この時間で、米がよりふっくら、ツヤが出た状態に仕上がります。
・完成!
フタを開け、しゃもじで米を取り出しましょう。
しゃもじを一度水につけてから使うと、米がしゃもじにくっつかなくなります。
3. 2回目以降の調節
・お米がベタついている
水の量を、1合あたり200mlに減らして試してみてください。
・鍋底が焦げてしまった
火を止めるタイミングを10~20秒ほど早く試してみましょう。鍋によっては、湯気がほわほわとしか出ないものもあります。
・お米にツヤがない
蒸らしの時間をもう少し増やしてみてください。
4. よくある質問と回答
Q 土鍋の中に目盛りがあるから、そこで水を測ってもいい?
土鍋の目盛りまで水を注ぐのはおすすめしません。あくまで目安であり、最適な水の量とは異なるからです。
複数の土鍋でテストしましたが、鍋の内側の目盛りと最適な水分量が一致しているケースはまれでした。もし目盛りを使用されたい場合は、数回重さで計測したうえで、そのときの水の高さを目盛りと比較しておいてください。
Q いつまで経っても湯気が出ない!
水が沸騰するまでの目安時間は10分~15分ですが、鍋によっては内部で沸騰しているけれど湯気が出づらいものもあります。これまでテストした鍋のなかには、20分経ってようやく湯気が出たけれど、火を止めてから10分ほどで美味しいお米が炊けていた、ということもありました。
Q 浸水時間は長くなってもいい?
浸水の工程では、夏場30分、冬場60分と言われますが、過去の研究から2時間までは浸水の効果があると示されています。
2時間を超えて浸水した場合、味に影響しないので、夕方などに先に準備をしてもかまいません。
Q おこげを作りたい・作りたくない
中から湯気が出たあと、どのタイミングで火を止めるかでおこげの有無がきまります。
湯気が出てから30秒程度で止めた場合は、ほとんどの場合でおこげはありません。湯気が出てから1分~1分30秒で、湯気のなかに香ばしい香りが混ざってきます。そのタイミングで止めると、美味しいおこげを作ることができます。鍋の種類と火力のバランスで最適なタイミングが決まるので、慣れるまでチャレンジするのが一番おすすめです。
Q 試してみたけれど、美味しいご飯が炊けなかった
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072-964-0066までお電話ください。
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