テクノメッセ東大阪2021に出展しました
目次
調理器具開発・製造の困りごとを解決!
普段は飲食関連の展示会に出展し、自社開発の調理器具をご紹介している東大阪の株式会社オーシン。今回の展示会、東大阪のモノづくり企業が集まるテクノメッセ東大阪では、調理器具を開発したい方に向けた困りごと解決を紹介しました。
製造業の困りごと「自社工場でできない加工がある!」
独自の技術を持つ企業がその技術を生かして、調理器具を作りたいと考えたとき、最終製品として販売するには、社内でできる加工範囲で収まらない時もあります。
その理由はほとんどの調理器具が、本体となる金属などへの一つの加工作業だけでは終わらず、いくつかの工場の連携で作られているからです。金属の本体・樹脂の取っ手・ガラスのフタなど、素材の異なる部品はそれぞれ専門の工業で作られています。
金属加工が得意な企業(工場)でも、樹脂やガラスの部品は、他社に頼む必要があるのです。
金属加工が得意な企業(工場)でも、樹脂やガラスの部品は、他社に頼む必要があるのです。
クラウドファンディングの困りごと「依頼先(工場)が決められない!」
また、クラウドファンディングなどで、自分のアイデアを製品化したい時にも、選ばなければいけないことは沢山あります。
金属の選定から、目的の加工に適した工場の選定、さらに調理の内容に適した厚み設計、保温時間と重さのバランス、収納性を考えたスタッキング構造など、設計段階で選択しなければいけない要素が多いため、仕様を決める前にどこに頼めばいいかわからないという困りごとが発生します。
【そんな時オーシンにご相談ください!!】
オーシンは、調理器具製造40年。新しい調理方法にチャレンジする外食企業の、多種多様な要望に応える別注製品を製造してきました。オーシンにご相談いただければ、イメージの調理器具をカタチにするための具体的なサポートが可能です。
調理器具づくりの難しい理由、複数の工場の連携で作られているから。
調理器具づくりの難しい理由、それは多くの調理器具は専門技術を持つ複数の工場の連携で作られているからです。
オーシンの調理器具設計は、お客様の調理内容にあわせた調理器具の素材選び(鉄・ステンレス・アルミ・銅など)を、使用する熱源(ガス・IH・固形燃料・炭火など)を考えて進めます。さらにキッチンで人がどのように調理するかによって、安全性や効率も考慮して設計します。設計は3DCAD(スリーディーキャド)を使って行うため、決定前に3Dプリントによる料理を盛り付けての確認やARでテキッチンやテーブルに配置して。
設計が完了すると、加工に入りますが、選ばれた調理器具の材料をどの方法(鋳造・切削・板金・ヘラ絞りなど)で加工するかを決め、この加工を得意とする工場を選定しています。モノづくりのまち東大阪をはじめ日本全国の工場との連携で調理器具を作っていきます。
加工が終わると、次に塗装の工程があります。塗装もまた調理の内容と鍋の材質によって変える必要があります。耐熱塗装・フッ素コートなどの使いやすさ・洗いやすさを向上させる塗装や、IHで使えない非鉄金属をIH対応にする溶射加工など、それぞれの専門技術をもつ工場へ依頼します。
オーシンでは、多くの外食店それぞれの要望に合わせて、土鍋から・ステーキ皿・カーボン製の大鍋までさまざまな調理器具を作ってきました。そのノウハウを、これから調理器具を作ろうとされている方の「自社工場でできない加工がある!」「依頼先(工場)が決められない!」という困りごとの解決に使っていただける開発のお手伝いをしています。ぜひ気軽にお問い合わせください。
今回のテクノメッセ展示会当日は、設計担当者がブースで対応いたしました。
調理器具の製造でお困りの皆様!オーシンの技術サポートで新しい調理器を生み出しませんか。
オーシンのお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
あとがき
会場では初日に具体的な事例をもっと伝えるために、もう一工夫必要ではないかとスタッフからの声がありました。
1日目の終了後配布チラシの裏に書かれた文章をもってプリントサービスに走り、2日目に掲示するためのポスターを印刷してきました。これまでにお応えした依頼の抜粋です。
それがこちらです。
- 銅鍋のIH対応加工
- キャンプセットの新製品開発
- フライドポテト専用スタンドの設計
- ラーメン用寸胴鍋の修理
- 既製品の改造
- 卓上IH調理器で溶岩焼き
- ガラスのIH対応加工
- 鍋の再塗装
- キッチンカーの特注シンク
- ぴったりサイズの保温用木製蓋
- ムーガタ鍋の製造
- ステーキ皿に高級感をつける
- 店舗装飾 壁飾りの鍋
- 2サイズで使える固形燃料の五徳
- 新製品のIH対応バージョン
- 断熱材の飲食店利用 既製品の性能向上
- キッチンカーのVR
- 作家の土鍋をIH対応に
- 特許取得の補助
- ステーキ皿の軽量化
- 見つからない製品の捜索
- オリジナル感を演出する1パーツの製造
- OEM製品の製造
- クラウドファンディング向け新製品
など、ずらっと並べて会場に来られたお客様にご覧いただきました。