IH調理器具メーカーが勧める、絶対に外さない卓上IH調理器3選【業務用にもオススメ】
20を超えるメーカーが、毎年続々と新モデルを発表するIH調理器。正直、どれを変えばいいのか迷ってしまう方も多いはず。
この記事では、そんな悩みを解決する、「これを変えば絶対に外さない!」と断言できるモデルを出力別に3機種ご用意しました。
目次
選定基準
この記事における「外さない」機種の条件は3つです。
- 入手性の良さ
- デザインの普遍性
- 使い続けられる耐久性
まず、入手性の良さ。いくら優れた製品でも、買おうと思ったタイミングで手に入らないのは問題です。家電量販店やAmazon等のオンラインショップで気軽に手に入れられるものから選びました。
次にデザインの普遍性。IH調理器によっては、派手な模様や色味のついた製品もありますが、今回はそういったものは候補から外しています。
3つ目の耐久性ですが、これはカタログスペックというよりも20年近くの間社内でテストした経験からくるものです。今回選んだのは、排熱性能やエラー時の挙動から、安定した振る舞いをしてくれる機種です。
・1400W
一般に流通している卓上IH調理器は、ほとんどが1400Wタイプです。というのも、一般的なコンセント(100V)では1400Wまでが限度となっているからです。
KZ-PH34 (Panasonic)
売上ランキング常に上位、非常に高い安定性と排熱効率の良さで見事にランクイン!2006年10月に販売されたKZ-PH30から形状も性能もほぼ変わらないまま、2023年まで愛用されてきました。
特徴
- 入手性が非常に高い(2006年から2023年まで同系製品が常に販売中)
- 排熱効率が良く、エラーで止まりにくい
- 自動温度調節で電源が止まらない
- 汚れが気にならないデザイン
コメント
1400Wはこれ以外なくていい!とはっきり言えるほどの完成された性能です。
特に、最新版のKZ-PH34はデザイン面で優れた変更がありました。
- プラスチック面全体につや消しの模様が入ったことで、擦り傷が目立たなくなりました。
- パネル面の色を黒に変更、落ち着きのあるデザインになりました。
家電製品のメーカーに強いこだわりがなければ、これを変えば間違いない!と言えるほどの安定感があります。
実際、飲食店で採用されるケースも多く、カフェや保温目的の使用であれば業務用IH調理器ではなくこちらを紹介するほどです。
仕様
メーカー:パナソニック(Panasonic)
公式ページ:https://panasonic.jp/ih/products/KZ-PH34.html
・1000W(小型サイズ)
小型タイプ・薄型タイプの卓上IH調理器には、火力が1000Wのものもいくつかあります。
DI-217(Dretec)
特徴
- 操作パネルがトッププレート一体型
- 形状が正方形
コメント
なんといってもこのコンパクトなデザイン。側面に一切のパーツが無く、上部のトッププレートだけで構成されています。
また、操作パネルがトッププレートと一体になっているため、上部をさっとひと拭きするだけで清掃が完了するのも特徴です。
食卓で一人分の食事を保温する際や、カフェのキッチンをコンパクトにまとめたいときに、ぜひ活用してください。
・800W(超小型サイズ)
そもそも最大火力800Wの機種
DI-218(Dretec)
1000Wで紹介した製品と同じメーカー、Dretec(ドリテック)の卓上IH調理器です。
特徴
- 20cm以下の超小型サイズ
- 対応サイズが直径8cm(80mm)から
- オンオフと火力調整のみの超シンプル仕様
実は、この製品が出るまで、これまで小さいサイズのIH調理器は販売されていませんでした。
なぜなら、IH調理器具の基準にも以下の記載があるように、一般的なIH調理器の対応範囲は120mmからと考えられているからです。
この基準は、主として一般家庭で使用するクッキングヒータ用の調理器具(以下、「調理器具」という。)で、クッキングヒータに使用する調理器具の有効底面積が直径120mmの円相当以上、底面の長経部分が280mm未満であるものについて適用する。
注目してもらいたいのは、IH調理器のサイズだけではありません。驚くべきはその対応最小サイズ。なんと80mmから使用できるのです。
これにより、従来は使用不可能だった鉄瓶や、スンドゥブ鍋を加熱できるようになりました。
重さも1.3kgと非常に軽く、コーヒーを作るときだけ取り出すといった使い方も簡単