オーシンのIH加工技術

IH調理器で使えない土鍋をIHでも使えるように加工する。

オーシン独自の加工技術で作られる「マジカル土鍋」は、陶器やカーボンを加工しIHに対応させる独自技術が認められ「東大阪ブランド」オンリーワンの認定を受けています。

私たちのIH対応加工は、IHコンロでは使用できないアルミの鍋やステーキ皿の対応加工から始まりました。アルミ・銅など非鉄金属のIH対応加工は、東大阪をはじめ日本全国の協力工場との連携でおこないます。
平成3年、飲食店向け”土鍋”のIH加工依頼がありました。
開発当初、国内にはすでにいくつかの一般向けのIH土鍋はありましたが、業務店のコンロの出力や依頼主の要望に応えられるものはありませんでした。
今までに使われていないカーボンを発熱体に使えば要望に応えられるのではないか、そこからオーシンのIH土鍋の開発が始まりました。当時、私たちの必要としている、陶器やカーボンの加工を行う工場や専用機械はありませんでした。そのため、加工機械の選定や工具の開発といった研究・開発からスタートしたのです。

手仕事でひとつひとつIH加工

現在のIH加工の手順は大きく3段階に分けられます。ひとつひとつ個性のある陶器を扱うために私たちは手仕事で加工しています。

1 研磨

最初の加工は底面研磨。底にある高台(こうだい)部分など土鍋の底面の凹凸を削って平らな面を作ります。大きな力を加えて行う加工は土鍋が割れてしまう可能性もありますが、職人の手で少しずつ時間をかけて水で研ぐように削っていきます。研摩の後、土鍋の底面の直径を測り、それに合わせたサイズのカーボン発熱体を用意します。

2 カーボン発熱体加工

カーボン発熱体は、カーボングラファイトが材料です。発熱体の厚みやテーパー角度などは、お客様の使用するIHコンロの種類のほか、調理の内容によって異なる煮込み時間保温時間などに応じて最適なものを選びます。カスタム製品の場合でも、様々な要望に答えられるように、角度やサイズの異なる自社設計の切削工具で切り出します。加工の終わったカーボンは、表面保護のための塗装を行い、次の工程に移ります。

3 発熱体の取り付け

研磨済みの土鍋に発熱体を取り付けるのが最後の工程です。カーボン発熱体を「貼りつける」(マジカルどなべ)「組み込む」(リング式)「別パーツとして使う」(IHOTBOX)など、調理の内容によって最適な方法で取り付けます。発熱体の取り付け後はIH調理器で沸騰を確認し出荷します。

商品を体験するには?

このような手法で作られるIH土鍋を体験していただくため、弊社ではサンプルをご用意しております。

使いたい料理やIH調理器の情報を伺いましたら、それに合う製品をご用意致します。是非一度お問い合わせください。