食はどう変わってきたのか、どう変わっていくのか?

こんにちは、社長の藤田です。

今日の午後は、京都府中小企業技術センター様主催の食品・バイオ技術セミナー「食はどう変わってきたのか、どう変わっていくのか?ーフード テック最前線とその先ー」を聴講しました。

宮城大学の食産業学群 教授である、石川伸一氏が講師をされるとのことで、期待感でいっぱいです。

内容

本講義は、主にこれらの内容について語られました。

  • ⾷テクノロジーの勃興 The Rise of Food Technology
  • ⾷テクノロジーの進化予測 Predicting Evolution in Food Technology
  • 未来の⾷を考える上でのフレーム Frames on thinking about the Food of the Future

近年、フードテックという言葉が広まってきましたが、人間はこれまでも、人類の歴史の中で食を発展させてきました。

近年では、食のいろんなことをデータ化や、最新の機械を使った調理がトレンド。

例えば、人の生活圏で支える完全自動調理ロボットやインターネットに接続して最適な調理を行うフライパンは既に存在するのだとか。

また、データ分野での成長が凄まじく、あすけん等の個人の食と健康を改善するアプリや、最適な調理を提案する機能も出てきます。

培養肉と代替肉の広がり

培養肉と代替肉について、面白い内容も聞けました。

技術の進歩は予想できますが、「それが社会に受け入れられるか」は予想の難しい部分だといいます。特に、食に関わる分野は人の感情や文化による影響が大きいとのこと。

たとえば、培養肉はまだまだこれからの分野ですが、植物性タンパク質を使った代替肉に関しては既に広まりつつあります。

その理由の一つに、今までも豆を食べて生活しているから、他の手法よりも「社会的な受け入れられやすさ」でアドバンテージを持っている、という点が挙げられるのです。

未来の食事について

今、わたしは、朝食のスープを鍋で作る(うまみ野菜を炒めてスタート)のが日課になっていています。

スマホでCOOKPADやDELISH KITCHENの動画をみるのは好きですが、そこにある材料がいつも手元にあるとは限りません。冷蔵庫にある材料をやりくりしながら、うまいことやるのが楽しいんです。

今回紹介された技術は、人間が調理をする時間を減らしてくれるものでした。

だとしたら、料理の楽しみを支援する新しい道具やアプリは、まだこれから開発できるものもあるんじゃないか?と感じます。それは、レシピが書いてあるQRコードをピッ!とスキャンすれば、全自動で温度調節をするオーブンが欲しい、とはちょっと違うんです。

炒めたり、水を足したり、そういった部分は自分でやりたい人のための、楽しみを増やすテクノロジー利用が何か考えられないか。今回の講義を聴いてから、妄想がはじまりました。