マジカル土鍋(IH対応土鍋)が空焚きNGな理由

この記事では、弊社のマジカル土鍋・マジカルご飯炊きを使用中、ご検討中の方に向けて、空焚きNGの表示の詳細と理由について解説いたします。

1. 空焚きNGの理由は「接着剤の剥離」

マジカル土鍋・マジカルご飯炊きが空焚きNGである理由は、空焚きすると接着剤が剥がれる可能性があるためです。

なぜなら、マジカル土鍋の加熱力は非常に高く、空焚きの場合には3分もすると500℃付近まで鍋底の温度が上がり、製品の耐熱温度を超えてしまうからです。

1.1 マジカル土鍋の構造

マジカル土鍋は、耐熱土鍋の底面を薄く削り、接着剤(シリコーン)を使って、炭板(カーボングラファイト)を貼り付けることで作られています。

IHに反応して発熱する炭板の熱が素早く中の水分に届くため、他方式のIH対応土鍋と比べても圧倒的に早く加熱できるのが利点ですが、発熱体の力が非常に強いために何も入れていないと2~3分のうちに500℃近くまで温度が上がってしまうというデメリットでもあります。

そのため、最初に液体を入れた状態で加熱を始めることが大切です。

1.2 参考:パーツ別耐熱温度の比較

  • 高耐熱土鍋(直火用):350℃~
  • 接着剤(シリコーン):約240℃
  • 炭板(カーボングラファイト):約500℃

2. 空焚きに近い状態になるケース

また、実際には器のなかに具材があるにも関わらず、空焚きに近い状態になってしまうケースもあります。

  • 米を炊いたあと、更に加熱しておこげをつくる
  • 麻婆豆腐など、濃度の高いスープを沸騰させてグツグツと煮込む
  • 高火力で炒めものをする

たとえば、”おこげ”はメイラード反応と呼ばれる現象であり、その部分の温度が180℃に達することで発生します。そのため、たくさんのおこげを作ろうと長く加熱を続けていると、どんどんと鍋底の温度が上がってしまい、剥がれの要因になるのです。

一回二回では特に見た目に影響がないことも多いのですが、毎日使用し、かつ一日に何度も加熱をを繰り返す飲食店の場合には適切なオペレーションをすることが必要になってきます。

オーシンでは、このメニューでうまく使えるかな?どのような器を選ばばいい?といったご相談も受け付けています。お気軽にご相談ください。

3. 炭板が剥がれてしまったら?

どんなに注意していても、長年のご使用やうっかり放置してしまった際に、底面の炭板が剥がれてしまうこともあるでしょう。そうした場合、弊社で貼り直しの対応が可能です。

参考価格:2,000円~

個人・法人問わず承っておりますので、詳しくは弊社営業までお問い合わせください。