店舗マネージャーを悩ませる「たい焼き器の焦げ付き問題」から完全に開放される、テフロン塗り直しの具体的な手順

たい焼き店を運営するにあたって、たい焼き器の焦げ付き問題は天敵。

いつの間にか焦げ付きがひどくなったと相談されたけれど、買い替えるわけにも・・・

実はその悩み、テフロン塗装を塗り直すことで解決します。

この記事では、塗り直すことで得られる恩恵や具体的な手順、どういった業者を選べばいいかを詳しく解説します。

※この記事では、フッ素樹脂塗装のことを便宜上テフロンと呼んでいる部分があります。

1章 たい焼き器を塗り直す恩恵3つ

たい焼き器を塗り直すことで、焦げ付きにくい新品同様の状態になりますが、それによってどのような変化があるのでしょうか?

具体的には、以下のような恩恵を得ることができます。

  • 締め作業の時間が8分短縮できる
  • スタッフの負担が軽減できる
  • 商品の品質が上がる

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

1-1 締め作業の時間が8分短縮できる

焦げ落としの時間が減ることで、営業終了後の締め作業を8分ほど短縮することができます。

たとえば、これまで「洗剤をかけて放置→スポンジでつよくこする」だったところが、「洗剤を含んだスポンジで軽くこする」で終わるようになると、1面あたり2分ほどの短縮。

6匹二連タイプのたい焼き機の場合、8分*30日で、ひと月あたり2,000円(時給1,000円の場合)の人件費が削減できます。

現時点で金属ヘラや強力な洗剤を使わないと汚れが落ちないなら、その削減効果は更に大きくなってきます。

1-2 スタッフの負担が軽減できる

焦げ付きが防止されると、スタッフの負担が軽減できます。

なぜなら、焦げ取りはたい焼き店の中では重労働にあたる部分だから。

最初はお湯やスポンジで取れる楽な作業でしたが、焦げ付きがひどくなるにつれて、より強力な洗剤を使い、ヘラでこそげ取る作業に変わってきます。

本来は「塗装が剥げないように、スポンジなどで軽くこすってください」と書いてあっても、すでに塗装が剥げてしまったものはそんな簡単には取れないと、ご経験のある方も多いでしょう。

1-3 商品の品質が上がる

最後に、当然ながら焦げ付きが減ると商品(たいやき)の品質もぐっと上がります。

焦げによる表面の剥がれが少なくなるほか、前回焼いたときのカスが取り切れないまま次の材料を投入してしまう、といったことも減ることになります。

失敗が減ればロスも少なくなりますし、何より気を使う部分が減ってオペレーションが簡単になります。

2章 実際に塗り直したときの見た目の変化

では、実際にたい焼き機を塗り直すと、どのように見た目が変化するのでしょうか。

ここでは、弊社にご依頼いただいた事例をご紹介します。

2-1 アルミの生地からフッ素樹脂塗装に切り替え

もともとはアルミの生地をそのまま使っていた方の事例です。

だんだんと洗いづらくなった焼き面も、塗りなおすことで新品同然に綺麗になっています。

2-2 電気式の焼き型を再塗装

電気式の焼型を再塗装したときの事例です。

分解・組立が必要なため業者によりますが、再塗装は可能です。

3章 塗り直しの手順と注意点

焦げ付いたたい焼き器を実際に塗り直すためには、どのような手順を踏めば良いのでしょうか。

3-1 業者の選定

まず、たい焼きメーカーや塗装屋さんなどから、たい焼き器の塗り直しを行う業者を探します。

選定の際は、以下のポイントを抑えておくのが良いでしょう。

  • 「たい焼き器の塗り直しをしています」とWebページなどに記載している
  • 1店舗の半分程度の枚数で、複数回に分けて依頼できる(3-2で解説)
  • 別注品の場合:他社品・別注品の塗り直しを扱っている

塗装業者にも得意不得意があるので、連絡前の確認は必須です。問題なければ、見積もりに進みます。

3-2 まずは1店舗でテスト

見積価格に納得したら、まずは1店舗のたい焼き器のうち半分を塗装に出すのがおすすめです。

理由は、テフロンの塗り直しはメーカーにより効果が異なるから。

テフロン塗装は、大きく分けて「剥がれかけた塗装の除去→塗装」の二工程で行われますが、各メーカーにより手法・材質が若干異なります。どの粒度の砂で塗装を剥がすか、膜厚は何ミクロンか・・・といった仕様はおまかせになる場合がほとんど。当然、その仕様の違いは塗装の持続時間や使いやすさに影響します。

そのため、まずは半分のたい焼き器を塗り直し、1~2ヶ月ほど様子を見るのがよいでしょう。塗り直しをテストして、問題がなければのこり半分も塗装します。

3-3 定期的に発注する仕組みをつくる

単発の塗り直しよりも、定期的に発注できるような仕組みを作ってしまうのがおすすめです。

テフロン塗装はその性質上、どうしても期間が経つとまた焦げ付きやすくなってきます。

塗り直したくなるタイミングは半年~2年程度と様々ですが、その際に一から考え直すのは面倒。一度仕組みを作っておけば悩む必要がなくなりますし、予算も立てやすくなります。

具体的には、

  • 業者に交渉し、どの店舗から直送しても対応してもらう→店舗の判断で自発的に塗り直し
  • マネージャー主導で2月と8月などに各店舗分を集約し、一括で塗り直し

の2パターンから選ぶのがおすすめです。

4章 塗り直しはオーシンにお任せ

さて、そんなたい焼き器のテフロン塗り直しですが、おすすめの業者があります。「株式会社オーシン」は以下のように、

  •  たい焼き器の塗装実績あり
  • 各店舗から集約→各店発送OK
  • 付属パーツの洗浄付き
  • メーカー不問(別注品・特殊形状でも通常対応)

と、3章で解説した要素をすべて併せ持っています。もし塗り直しを考えているなら、一度相談してみてはいかがでしょうか?

相談窓口 072-964-0066

まとめ 定期的なテフロンの塗り直しで、焦げ付き問題から開放されよう

たい焼き店でどうしても気になる「焦げ付き」。定期的な塗り直しを実施すれば、するすると剥がれる状態を維持できます。

締め時間を短縮し、重労働を減らし、ストレスから開放されましょう!