溶岩石はIH調理器で使える?代用方法と飲食店で実践している方法を解説!
天然の溶岩を使った焼肉「溶岩焼き」を代表として、飲食業界で使用される溶岩石。ガスで加熱されることの多いこちらの石ですが、IH調理器で使用することはできるのでしょうか?
目次
溶岩石とは?
溶岩石は、火山が噴火した際に火口から吹き出たマグマが固まったものです。ほとんどが天然のもので、日本でも富士山をはじめとする山から採掘されています。
溶岩石はIH調理器で使える?
A.つかえません!
IH調理器の上に溶岩石をそのまま置いても、反応しません。
でも、飲食店によっては、IH調理器を使って溶岩焼きを提供しているお店も・・・・・・
実際、どうやって加熱しているのでしょうか?
溶岩石をIH調理器で使うには?
溶岩石はIHで使えませんが、IHで加熱したものに乗せれば・・・?
という発想で作られた製品「IH溶岩焼きプレートセット」があります。
これは、IH調理器の上で使用すると強く発熱する「炭板(カーボングラファイト)」の熱を利用して、IH調理器で溶岩石を加熱する道具です。
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IH溶岩焼きプレートの構造
IH溶岩焼きプレートは、このように重なっています。上から順に、
- 溶岩石
- 炭板(カーボングラファイト)
- 断熱材
- 枠
溶岩石
ガス火用としても使用されている、溶岩石です。加熱時間と蓄熱性のバランスが良い、厚み20mmのものを採用しています。
炭板
工業用に組成を均一化した炭板(カーボングラファイト)です。IH調理器に反応し、発熱する性質を持っています。
断熱材
ときに500℃以上になることもある炭板の熱をカットし、IH調理器を安全に保ちます。
枠
溶岩焼きの際に出る油を受ける枠です。真ん中に空いた穴と空間で、空気断熱の効果を兼ね備えています。
IH溶岩焼きプレートの仕様と価格
IH溶岩焼きプレート□250
サイズ:275mm 275mm 28mm
溶岩石サイズ:250mm 250mm 20mm
重さ:3.6kg
上代:39,600円(税込)
対応IH:卓上タイプ(1400w) 業務用(1.7kw~2.5kw)
IH溶岩焼きプレート□180
サイズ:200mm 200mm 28mm
溶岩石サイズ:180mm 180mm 20mm
重さ:2.2kg
上代:28,050円(税込)
対応IH:卓上タイプ(1400w)
よくある質問
Q.IHで溶岩石を加熱すると、何がいいの?
A.IH調理器なら、同じ温度帯でキープできます。また、ガス火のように炎が発生しないので、お客様のやけどによる心配が大幅に低減できます。
Q.溶岩石はどこのものを使用しているの?
A.溶岩石は、国産の溶岩石「黒玄武」を使用しております。
Q.お手入れはどうしたらいい?
A.各パーツごとに説明いたします。
溶岩:十分温度が冷め、安全に作業ができるまで待ってから、汚れやカスを金タワシや鉄ヘラ等でこすり落としてください。それでも汚れが気になる場合は、水またはお湯で洗い流してください。通常の洗剤を使用すると、溶岩石に洗剤の成分が吸着してしまいますので、おやめください。
炭板:汚れが気になる場合は、十分に冷めてから濡れたふきんで軽く拭き取ってください。食器洗い機はご使用いただけません。
断熱材:水に濡らさないでください。汚れが気になる場合は、十分に冷めてから濡れたふきんで軽く拭き取ってください。
溶岩石を加熱するときのおすすめIH調理器
100V (1400w)
100Vのおすすめは、なんといってもPanasonicのKZ-PHシリーズ!
どの家電量販店にも置いてあるこの製品、安定感が違います!
家庭用ではありますが、飲食店での複数回転する使用にもしっかりと使える耐久性。内部温度が上昇したときに、自動で火力を調整してくれる機能によってエラーが少ない。排熱設計が優秀で、内部の温度上昇を抑えてくれます。
オーシンショップでも、1400Wタイプのテストは、KZ-PHシリーズを標準としています。
200V(2.5kW)
現在編集中!
まとめ
溶岩石は通常IH調理器で使用できませんが、特殊なアタッチメントを使うことでIH調理器でも使う方法があることがわかりました!
飲食店の特徴によって、[加熱がしたい][保温だけでいい]など、必要な機能は異なっています。もし、「この使い方ならどうしたらいい?」といった質問があれば、お問い合わせから気軽に聞いてみてくださいね!