ペッパーランチの皿は特注品!特徴と類似品の購入方法を徹底解説【リンクつき】

白ごはんと肉を、自分で混ぜながら加熱して食べるペッパーランチ。

その秘訣には皿も関わっているようですが、どこに売っているのでしょうか?

実は、あのお皿は特注品で他店で使用ができないことが判明しています。

この記事では、購入できない3つの理由を解説したあと、オススメの代替品・類似品を本製品と比較してご紹介。

また、ペッパーランチのようなオペレーションを実践するにあたり注意しておくべき点についても記載しています。

1. ペッパーランチのお皿が探しても見つからない理由

ペッパーランチのお皿は、以下の3つの理由で他店舗では購入できません。

・特許取得済の特殊な製法

引用元|J-Platpat

ペッパーランチの鉄皿は、特許取得済の特殊な製法で作られています。

そのため、ペッパーランチや権利元の別業態以外では、同じ製法のステーキ皿を使用することはできません。

・特注品のため、市販されていない

gefrorene_wandによるPixabayからの画像

ペッパーランチで使用されている鉄皿は、上記の通り市販品ではありません。

株式会社オーシンが特注品として製造しているので、カタログや検索では購入することができません。

・実は鉄皿ではなくてアルミ皿

UnsplashTy Feagueが撮影した写真

「ペッパーランチの鉄皿」と書かれているものは、実際には鉄皿に見えるアルミ素材のお皿です。

見た目は黒く、鉄製にしか見えないのですが・・・特許に「アルミニウムを主成分とする」と記載されているとおり、その実態はアルミ皿なのです。

ステーキ皿・ハンバーグ皿ではコスト面から鉄皿が一般的で、アルミ製のステーキ皿は市場全体の10%もありません。

そのため、アルミの「重量あたりの蓄熱性が鉄の3倍ほど高い」という特徴を活かした、軽くて蓄熱性が高いステーキ皿を、鉄皿から探しても見つけられないでしょう。

2. ペッパーランチのお皿の代用品・同等品

この章では、ペッパーランチが使用しているもの以外に、同じような機能を持つ代替品・同等品を紹介していきます。

まずは、比較するべき項目を整理しておきましょう。ペッパーランチの鉄皿は、以下の3つの点で非常に優れています。

  • 軽さ
  • 蓄熱性の高さ
  • IH調理器で使用できる

それぞれの機能をもとに、ペッパーランチの皿と代替品を比較してみましょう。

・比較表

 SAアルミステーキ皿ペッパーランチ皿IHOS-240
サイズ(直径)220mm240mm240mm
重量430g約1.5kg1.4kg
蓄熱性
IH対応×
価格(上代)8,600円11,000円
入手可能性楽天・Amazon他×メーカー直販他

・TKG 「SAアルミステーキ皿」

一般的なアルミ製のステーキ皿の候補として今回提案するのは「SAアルミステーキ皿」。重さは430gとペッパーランチで使用されているものよりも圧倒的に軽いのが特徴。

とはいえ、素材が同じアルミであれば、「重量≒蓄熱性」でもあるので、他の二種類に比べると蓄熱性は劣ります。

また、IH調理器には対応していないので、ガス火・オーブンで使用する場合のみ候補として挙がります。

・オーシン「IHOS-240」

ペッパーランチの皿と同じメーカーが製造している「IHOS-240」も候補の一つ。

細かな形状は違うものの、全体のサイズや重量は同様。

ペッパーランチで使用されている特許製法こそ採用されていませんが、他の手法によりIH調理器に対応しています。

3. ペッパーランチの皿・同等品を使う際の注意点

さて、同等品を手に入れたとしても、ペッパーランチと全く同じことができる!というわけでもありません。

・ソース・水分は最小限にする

非常に蓄熱性が高いこれらのステーキ皿も、ソースや水分の多い食材は苦手です。

240℃に熱されたステーキ皿のうえに水を注ぐと、一気に蒸発し、その際に多くの熱が奪われます。

ソースを別添えにしたり、水分の多い付け合せは控えるなどの工夫が大切です。

・温度管理は超重要

ステーキ皿を熱するとき、欠かせないのが温度管理です。

ステーキ皿によく用いられるのが、180℃、200℃、240℃の三種類。

それぞれの温度帯で、「焦げ目ができる温度」「油煙を出さないぎりぎりの温度」「上に乗せた肉が焼ける温度」と目的の違いがありますが、それらを安定するために温度管理が必要です。

100℃以上を計測できる温度計を使用する、センサーを取り付ける、必ず決まった時間加熱するなど、それぞれの工夫を行っています。

・提供後も食材が加熱される

高い蓄熱性は、食材を温かいまま保温する機能もありますが、火から下ろしても加熱される点に注意が必要です。

通常の皿や磁器と同じ感覚で加熱していると、お客様が食べる頃には固くなってしまうことも。

皿の温度を180℃以下に設定するか、食材への加熱時間を短くするといった調整でよりよいオペレーションが達成できます。

・IH調理器の性能も大切

ペッパーランチでは、特注のステーキ皿以外にも、特許取得の特注IH調理器を使用しています。

提供時の温度を一定にしたり、素早く加熱するためにも、

  • 温度計を使用する
  • プログラム機能付きの業務用IH調理器を使用する

の両方(いずれか)を実践するようにしましょう。

まとめ

ペッパーランチの皿は特注品ですが、アルミ製の蓄熱性が高いステーキ皿が販売されています。

軽さを求めるならSAアルミステーキ皿、蓄熱性・IH対応を求めるならIHOS-240がおすすめ。

この記事で解決しなかった疑問や、自社の新業態ではどうしたらいい?おすすめのIH調理器は?といった疑問のある方は、お問い合わせページか弊社TEL: 072-964-0066からお気軽にご相談ください!