ステーキ皿・ハンバーグ皿用木台に使う木材を紹介!

飲食店で使用される受板(木台)では、どのような木材が使用されているのでしょうか。

実は、木台に使用できる材質はその時点の供給によって変化しています。

この記事では、2023年現在で使用されている主要な木材とその特徴を紹介します。

コラム:ウッドショックの影響

実は、2021年頃から始まったウッドショックの影響で、以前主流だった材質の一部は供給不足により終了・大幅な値上となりました。

そのため「以前使用していた木台が終売になってしまい、交換できない」といったご相談を受けることも増えてきました。

主要な材質

現在、新たに生産されている木材は下記のとおりです。

  • イエローポプラ
  • ケヤキ
  • ホオの木
  • 竹(集成材)
  • パイン(集成材)

杉は、国産の木材の代表格です。

軽く、入手しやすく、加工もしやすい木材ですので、木台に限らずあらゆる用途で使用されてきました。入手性も良いため、いつでも使用出来るのもポイントです。

スープや油が染み込まないよう、塗装をするのが一般的ですが、表面を軽く炙ることで木目を浮き立たせる加工(焼杉)が施されている場合もあります。

難点としては、柔らかく、反りが発生しやすい点が挙げられます。特に、板を大きく”くりぬく”場合には、杉を控えたほうがよいかもしれません。

厚みのある一枚板(~27mm)

杉を使った木台の事例

イエローポプラ

明るい色味の一枚板といえば、イタリア産のポプラが挙げられます。

建築や家具でも使用されるポプラですが、木台にも採用されています。

杉よりは多少反りにくいので、安定性のためにこちらを選択することもあります。

厚みのある一枚板(~23mm)

イエローポプラを使った木台の事例

ケヤキ

上に挙げた木材よりも硬さのある材料です。

赤みがかった色がついており、か

ホオの木

竹(集成材)

日本の至るところに存在する、竹。しなやかで耐久性もあり、なにより成長が早いことから、近年では木台に使用されることも増えてきました。

安価に仕上げることができますが、重量はそれなりにあるため、全体の重さと比較した上で使用したいところです。

パイン(集成材)

パインの集成材は、棚板などでも使われる材料で、幅のある木材が必要なときに使用されます。

価格も比較的安いのですが、集成材のため高温になる箇所では推奨されません。

ホワイトアッシュ

鮮やかな木目と強い強度を誇る「ハードウッド」の一種です。テーブルなどにも用いられる、非常に長持ちする素材です。

他の素材よりも高級ではありますが、白木の風合いがあり、強度を兼ね備えた木材は貴重です。

幅に限りがありますので優先的に選定することはありませんが、特に風合いを重視される場合はご指定ください。