木台・受板にロゴを刻印した、特別な木台を用意する方法
誰でも買える既製品では面白くない。新店舗では、一目でどこの店か分かる器を使いたい。
そんなとき、器自体を変えるのではなく、器を置く木台・受板に名入れをすることで、価格を抑えながら特徴的なデザインに仕上げることができます。
この記事では、1ヶ月で店舗オリジナルのロゴ入り木台・受板を手に入れて、新店舗で使う方法を費用・実例とともに紹介します。
この文章を読み終わったとき、あなたの店舗に合ったロゴ入りの木台を手に入れる方法を完全に理解し、OPEN日までに間に合う発注ができるでしょう。
目次
1. オリジナルロゴ入り木台の費用と納期
オリジナルロゴ入り木台は、仕様にもよりますが、最短2週間、2,500円から手に入れることができます。
費用と納期を簡単に紹介したあと、具体的な手順について解説していきます。
1.1 木台の費用
本体価格 | |
既製品のステーキ皿セット | 1,600円~4,300円(ステーキ皿付き) |
既製品の木皿・バット | 2,400円~3,800円 |
木台からオーダーメイド | 4,200円~(形状・サイズによる) |
ロゴ入れ・彫刻費 |
500円~1,000円 |
ロゴ入り木台の費用は「ベースとなる木台+加工費」で決まるので、価格を一番に考えるなら圧倒的に安いステーキ皿とのセット商品がおすすめです。
木台の形にもこだわりたい場合や、上に乗せる器が既に決まっている場合はオーダーメイドを選択する必要も出てきますので、状況に合わせて確認が必要です。
鍋など、底面が円形の商品であれば、他の商品のために作られた木台がそのまま流用できる場合もありますので、相談してみるのもよいでしょう。
1.2 木台の納期
納期 | |
既製品のステーキ皿セット | 2~3週間 |
既製品の木皿・バット | 2~3週間 |
木台からオーダーメイド | 1ヶ月~1.5ヶ月 |
ロゴ入り木台の納期は、「ベースとなる木台の納期+彫刻加工の納期」で決まります。
50~100枚程度の発注の場合、在庫のある既製品であれば2~3週間で入手できますが、木台から作る場合には最短でも1ヶ月は掛かると考えてよいでしょう。
OPEN日までに余裕がない場合は、在庫のある既製品から選択することをおすすめします。
2. ロゴ入り木台を入手するための3つのステップ
オリジナルロゴ入り木台を手に入れるには、3つのステップが必要です。
- 素体となる木台を入手する
- デザインを彫り込む位置を決める
- レーザー彫刻機で加工する
上記を自分だけで行うことも可能ですが、専門のスタッフと共に進めるのがおすすめです。
なぜなら、材質・サイズの異なる多数の木台から最適なものを見つける必要がありますし、自分で一から作る場合には図面を作成する必要が出てくるからです。
2.1 素体となる木台を入手する
上に乗せる器にピッタリの木台を探します。
すでにステーキ皿・ハンバーグ皿とセットになっている場合は問題ありませんが、付属の木台がない場合は他の皿のための製品や他社品から探すことになります。
その上で見つからない場合には、木台から別注することを検討することになるでしょう。
2.2 彫り込む位置を決める
既製品の木台・もしくは別注の木台形状が決まったら、彫り込むロゴデザインと彫り込み位置を決定します。
曲面や段差にはレーザー彫刻が入りづらいので、ある程度スペースのある平面がおすすめです。
場所によっては、せっかく刻印しても器を乗せると隠れてしまうこともありますので、必ず器と料理を盛り付けた完成形をイメージしながら決定しましょう。
2.3 刻印用データを用意する
レーザー彫刻機で加工するために、刻印データを用意する必要があります。
一般的には、アウトライン化されたIllustrator(.ai)形式かDXF(.dxf)形式のいずれかで入稿します。
なお、店舗のロゴデザインを既にお持ちの場合は、下記記事を参考に依頼会社に用意してもらうのが一番スムーズです。
また、データが用意できない・写真しかない・ロゴデザインが決まっていない という場合はデザインから始めることになりますので、一括で受けてもらえる業者に依頼してしまうのがよいでしょう。
2.4 レーザー彫刻機で加工する
素材となる木台と刻印用データが揃ったら、レーザー彫刻で加工していきます。
レーザー加工機を自社で持ってはいないでしょうから、レーザー加工が可能な業者を探し、加工を依頼するのが一般的です。
1店舗の場合、木台の数量は30枚~100枚程度が一般的ですので、メーカーによっては最小ロット数と合わない場合もありますから、事前の相談が必要です。
試作品を1~2枚依頼し、色味やサイズ感が問題なければ、残りを発注しましょう。
2.5 業者選定・データ準備に迷ったら
業者選定・データ準備に迷ったら、飲食店向けの導入実績のある企業から選ぶのがおすすめ!
オーシンなら、木台の選定から別注、データの作成補助、レーザー彫刻加工までを一貫してサポートできるので、本当に欲しい形状が手に入ります。また、1店舗30枚から製作可能で、お客様のOPEN日にあわせて手法をご提案するので安心です。
3. ロゴ入り木台を活用した3つの事例
これまでオーシンが携わった外食店の中から、ロゴ入り木台を使って実際にブランドイメージを向上させた事例を3つ抜粋して公開します。
店舗の詳細はリンクページから確認することができますので、実際に訪問してみるのも良いでしょう。
3.1 CMにも起用!豚のシルエットと名入れでピッタリ|豚とん亭(沖縄)
2022年8月にOPENした、キャベツと豚が絶品の飲食店「豚とん亭」は、杉の一枚板に大きく豚のシルエットをあしらった作りで、その名前にぴったりの特徴的な木台を使っています。
ステーキ皿・木台共にオーダーメイドというこだわりの仕様です。
3.2 複数の器を一つにまとめる木台で、まとまりのあるランチプレート|HANEDA SKY BREWING (東京)
木台の右上の余白にロゴマークを配置しました。また、ランチプレートは、木台としての機能を持ちながら、お盆としても使用できます。複数の器を一つの木台に載せているので、それ一つでお盆としての役割を兼ねることができました。
3.3 つや消しのアルミステーキ皿と白木で、高級感のある仕上がり|KIHACHI(東京)
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4. よくある質問
・使ったり洗ったりすると、剥がれたりしない?
木台へのレーザー刻印は、日々の使用や洗いで剥がれることはありません。
なぜなら、一般的な塗装とは違い、木材自体を彫り込んだ「かたち」であり、完全に一体化しているからです。
・向いている木材は?
一概に向いている木材があるとは言えませんが、木材が黒っぽいものはロゴが目立ちづらい傾向があります。
・ロゴの色は?
ロゴの色は、刻印をする木材によって異なります。
たとえば、杉やポプラなどの明るい色の木材にそのまま刻印すると、ロゴの部分が暗い茶色になります。また、赤や黒の塗装をしている木材にレーザー刻印をすると、その部分だけ塗装がなくなり、ロゴが白く浮き上がります。
・どんな柄でも彫れる?
はい。彫り込む柄に制限はありません。
5mm以下の細かい文字やグラデーションがうまく出ない木材でも、全体としては気にならない場合が多いです。
通常、本生産前に試作を見ることができるので、違和感があるようならその際に伝えておきましょう。
5. まとめ 木台にロゴを入れて特徴的な器に!
ここまでの1~4章で、ロゴ入りの木台・受板を手に入れる方法を解説してきました。
これらのステップを全て行えば、誰でも木台にロゴを彫刻した自社だけの木台を手に入れる事ができます。
オーシンなら、木台の選定から別注、データの作成補助、レーザー彫刻加工までを一貫してサポートできるので、本当に欲しい形状が手に入ります。また、1店舗30枚から製作可能で、お客様のOPEN日にあわせて手法をご提案するので安心です。
相談・概算見積は無料ですので、ぜひお気軽にご連絡ください。